家庭裁判所の手続き

家庭裁判所では、夫婦間の婚姻費用の分担や離婚問題、子供の親権問題や養育費の問題、親族間での扶養義務の問題など家庭生活の問題を取り扱っています。
家庭内でのトラブルや両親や兄弟姉妹の間におけるトラブルは、なかなか他人に相談しづらいし、プライベートな部分はあまり他人に知られないように、身内で何とか話し合いによる紛争解決をしようと考える方がほとんどだと思います。
しかし、現在の私たちが置かれている社会環境おいては、お互いに権利主張する機会も増えて、家族関係においては核家族化が進んでおり、非常に関係の深い間柄のトラブルでも、近い関係だからこそ、お互いが法律的な根拠のない感情的な権利主張を行い、問題が複雑化し、解決が難しくなってしまうことが多々あります。
また、法律の専門職などの第三者を介入させずに、当事者間で解決しようとして、法律的無知に付け込まれて、一方的に不利益な条件等を呑まされたり、法律に基づいて請求すれば可能であるはずの権利を放棄させられたりする場合もあります。
このような家庭生活の問題が発生した場合には、安易に話せばわかるというような感覚にとらわれずに、手遅れになる前に、ぜひ当事務所に一度ご相談ください。当事務所では、親族間等のそれぞれの利害関係を十分に把握し、法律的にお互いの主張がどこまで認められるのかを検討し、妥当な解決策をご提示致します。また、内容証明郵便の作成や家庭裁判所に対する書類作成等を通じてあなたのお手続を総合的にサポート致します。 家庭裁判所の手続としては、以下のようなものがあります。
遺産・相続に関するもの
- 遺言書の検認
- 特別代理人選任
- 相続放棄
- 相続財産管理人選任
行方不明者に関するもの
- 失踪宣告
- 不在者財産管理人選任
夫婦に関するもの
- 夫婦間の円満解決調整
- 同居義務
- 婚姻費用分担
- 家庭内暴力
- 離婚
- 慰謝料
- 年金分割
- 財産分与
子どもに関するもの
- 親権
- 監護権
- 養育費
- 面接交渉権
- 氏の変更